幕末浮世絵展
吉祥寺に髪を切りに行ったので帰りに三鷹市美術ギャラリーでやっている『幕末浮世絵展』に行ってきた。
これ、オススメ。
浮世絵一枚家にほしくなりました。西洋画や日本画(絵)で思ったことないんだけど。
展示は美人画、役者絵、風景画(東海道五拾三次、富嶽三十六景とか)、武者絵、戯画、風刺画、だまし絵...作家は豊国、国貞、広重、北斎、国芳...といいとこ取り。有名なのも結構あった。
もちろんどれも主題の人物がすごくいいんだけどバックがおもしろい。江戸の人々が皆イキイキしている。夕涼みの美人画の背景には遠景で小さな影で表された人々がいるんだけど、それですら動きがあって楽しそう。こちらも見ていて楽しい。どれも細かいところの描写がすごくいい。どこかが漫画チック。画面構成もかっこいい。
もちろんもちろん美人画や役者絵の着物の色気があるような、動きがわかるような、豊かな表現はすごくいいです。写実的とは言えないけど(そうなるとやっぱり漫画チックなのかもしれないけど)カッコイイ。そして色使いが素敵。版画の質感好きだなぁ。
あと、あと、江戸時代というと遠い時代に感じているけど風景画にある民家や道路が今もどこかにあるよねって景色でハッとしたりしました。
どれも楽しそうで生き生きしていて江戸時代に生きてみたかったなぁ...と思った。ホント楽しい展示だった。
2008/5/10 23:59